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「それはね。貴方の魔力濃度が濃すぎるからよ。」
隼人「どうやって薄めるんだよ。」
「一番早いのは魔力を全部出して空っぽにすれば薄くなるんだけど…………ボウヤには適応してるのかしら?」
隼人「その前に魔力が空にならないんだけど?」
はぁ、困ったな。何日間か魔力を使っても無くならなかったのになぁ。
「空気中の魔力を直ぐに吸収してるのね。」
隼人「チャージは誰にもしない方が良いな。」
「………………分かったわ。私の特性クリスタルを上げるわ。夢から覚めたら枕元にあるクリスタルに全力で魔力を注ぎなさい。」
隼人「おぉ!、マジか!、たまには良いことするんだな。」
「たまには余計よ!」
そして、着物を着た女性は帰っていった。
そして、目の前が真っ暗になると
隼人「おっ、戻ってきたな。」
夢から覚めた。
おっ、あったぜ。このクリスタルに魔力を注いだら良いんだよな。
俺はFFでよく見たことがある形のクリスタルにチャージした。
隼人「おぉ!、すげぇー、めっちゃ光ってるww」
吸いとられてるのが分かるぐらいに魔力を吸収してるな。
だが
隼人「あれ?、吸収しなくなったな。」
突然吸収しなくなった。
ピシピシ
隼人「えっ?嘘だろ。」
クリスタルにヒビが入って
パリーン!
割れた。
「あら?、さっきぶりね。」
すると、着物を着た女性が出てきた。
隼人「あっ、ちょうど良かった。もう一個頂戴。」
「えっと?、魔力は空じゃないの?」
隼人「えっ、全然変わらないんだけど?」
「私が言うのもなんだけど、この化け物!」
隼人「いや、お前がこんな体にしたんだろうが!」
こんな力をくれたお前が一番化け物だ!
「いや、ただ私は魔法が使える様にしただけなのよ!」
隼人「くそっ!、結局悩みは解決しないのかよ!」
「ボウヤって人間?」
隼人「お前のせいで狼だ。ササミww」
「ササミ言うなし!」
隼人「あっ、肉を買いに行かないと!」
辺りは暗くなってきていた。
「私も行くわ。」
隼人「なんで?帰れよ。」
「この世界に折角戻って来れたのになにもしないで帰るのはもったいないわ。」
隼人「なら、狼の姿で行くから一緒に行こう。」
「えっ?、ちょっとそんなプレイは……………」
隼人「首輪なんかしねぇ!」
「えっ?しないの?」
隼人「はぁ、そんなことより、早く行こうぜ。」
俺は鍵を口で持って外に出た。
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