『大自然に狩る・ご当地編』

3/3
前へ
/73ページ
次へ
(八尾蛇)「ヤツビミズチ」【A】 生息地 火乃山都近海 全長 推定20m 『火乃山都近海を長きに渡り支配していた大ダコ。赤茶げた体皮を持ち、触手の片面にある大小無数の逆立った鱗のような突起に捕まれば抵抗する間もなく海に引きずり込まれる。本体は海底深くに存在し、8本の触手を用いてヒトや動物を捕食する。また、触手はどれだけ切り落としてもひと月あれば元通りになり、再び襲来する。大昔の人々は海面から見える触手を8つに分かれた大蛇の尻尾だと考えていた。火乃山都千年の敵と呼ばれ、百年以上も前から火乃山都の民に害を為し、長年の間闘い続けてきた仇敵である。が、本当に千年の間闘ってきたのかは不明』
/73ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1377人が本棚に入れています
本棚に追加