2人が本棚に入れています
本棚に追加
私とリッパーさんが、外に出ると
聞き覚えのない男の声が響いた。
「いたぞ!! やはり、昼間の黒髪制服女だ!!」
黒髪制服女って…………
私の特徴それだけですか??
私は、そのセリフに少しむなしくなった。
私達が西の方へ行こうとすると
小屋の近くの木々の影から男達が表れた。
軽く10人は越えているだろう。
ギルドの制服なのか全員が同じ茶色のコート、そして6つのボタンがついている。
リッパーさんを見て一人の男が、驚いたように声を発した。
「あ……あれは、父親殺しのジェイス・リッパー!! なぜあの男が…………?」
父親殺し…………?
あの優しそうなリッパーさんが父親を本当に殺してるの?
私は、驚愕のあまり走っていた足がとまる。
このまま、止まっていたらギルドに捕まるだろう。
でも、父親を殺すなんて…………
私は、ギルドとリッパーさんどっちを信じればいいのか分からなくなった。
最初のコメントを投稿しよう!