ギルド

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私とリッパーさんが、外に出ると 聞き覚えのない男の声が響いた。 「いたぞ!! やはり、昼間の黒髪制服女だ!!」 黒髪制服女って………… 私の特徴それだけですか?? 私は、そのセリフに少しむなしくなった。 私達が西の方へ行こうとすると 小屋の近くの木々の影から男達が表れた。 軽く10人は越えているだろう。 ギルドの制服なのか全員が同じ茶色のコート、そして6つのボタンがついている。 リッパーさんを見て一人の男が、驚いたように声を発した。 「あ……あれは、父親殺しのジェイス・リッパー!! なぜあの男が…………?」 父親殺し…………? あの優しそうなリッパーさんが父親を本当に殺してるの? 私は、驚愕のあまり走っていた足がとまる。 このまま、止まっていたらギルドに捕まるだろう。 でも、父親を殺すなんて………… 私は、ギルドとリッパーさんどっちを信じればいいのか分からなくなった。
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