ギルド

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「よろしくねセナ。 それじゃあ、自己紹介も終わったことだし本題に入ろうか。 セナがここに来るまでいくつか疑問に思ったことだろう。 今からセナが疑問に思ったことを全て答えるから、何でも聞いてね」 何でもって、どれから聞けばいいんだろう? 私は、とりあえずリッパーさんを追いかけてから疑問に思ったことを順に聞くことにした。 「じゃ……じゃあ、なんで建物の中へ繋がる扉に入ったのに外に出たんですか??」 「そこからかぁ……やっぱり地球の人々はあまり知らないみたいだね。 地球以外にも世界があることを。 地球という世界が物凄く広いせいなのかな」 リッパーさんは、付け足すように言う。 「まぁそれは置いといて、地球以外にも沢山の世界があるんだ。 そして、セナが扉を通して入ったここはセナたちが住む地球とは、また別の世界。つまり、あの扉が地球という世界とここの世界を繋げていたんだ」 つまり、私が今いるここは異世界ってこと?? でも、リッパーさん達が嘘をついているかもしれない。 だけど、確かに異世界という言葉で片付 けるしかないだろう。 あまり、深く考えると頭が混乱する そう考えた私は、リッパーさんが言う事を浅く受け止めることにした。 「じゃあ、この世界は魔法やカッパとかファンタジーなことも存在するの?」 「もちろん、存在するさ。 カッパやドラゴンとかどのようにして生まれたのか解明されていないけど、昔から存在する。 魔法はちゃんと原理を理解して生み出されたけどね」 魔法が、あるんだぁ。 私も使えるようになるのかな。 私は、最後にギルドについて聞くことにした。 「あの……ギルドとは何なんですか? なぜギルドから私達は逃げたんですか?」
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