122人が本棚に入れています
本棚に追加
妹ルビアに想いを募らせる毎日、カレンのもう一度妹に会いたいと言う願いはとある一件で実現することとなる。
元第1師団隊長兼皇帝補佐であったシャドウの手助けで脱獄した妹ルビアは『影の十字架』の幹部として働き、暗.殺.依頼の一件を任せられ2代皇帝を暗.殺.するべく帝国城に来たのである。まさかそこで妹と再会することになるとは思いもしていなかったカレン。
またしても大切な人との再会は敵同士、しかし二人に敵意はなく、カレンはルビアに戦う気はないとだけ告げルビアも実の姉に手にかけることは出来なかった。ルビアは暗.殺.依頼をしてきたのは初代皇帝の支持者であり、自分はシャドウの元『影の十字架』の幹部でいる事を告げ、依頼の中でカレンが初代皇帝の息子や支持者に狙われている事を話し組織上敵同士のためももう関わらないほうがいいと姉を気遣い、別れを告げるのであった。
『もう姉さんとはお別れ。
ちゃんとやっていけるから……
……姉さんも元気で居てよね』
妹の言葉が忘れられない。
今も、ずっと。
"さよなら"なんていえない。
だから私はこの言葉で見送った。
――――『"またね"。』
最初のコメントを投稿しよう!