結局今の女房とは恋愛結婚である

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結婚相談所で成婚にいたらなかった、原因の、一番大きなものは、おかんの哀しいくらいの親心である。おかんは、息子の嫁を探すのに異常とおもえるくらい、学歴資格重視の才媛を探した。 我が息子は、オツムに恵まれたから、障碍を背負っても、恰好がついた。二世に色覚以上が遺伝する可能性がある以上、二世も、それをオツムで跳ね返せるくらい秀才でなければならない。秀才の遺伝子を薄めてしまうような、お馬鹿嫁は、願い下げだ。 今だから、冷静になれるが、そんな、才媛でしかも若く美しい、女子力全開のお嬢さんが、遺伝子疾患という爆弾抱えた男に見合いを申し込むはずがない。 はたして見合い相手は、行き遅れ寸前または、行き遅れの、婆ばかりになる。 プロフィール欄にあるがままの自分を受け入れてくれる、優しくて包容力のある男性希望というのが多い。虚飾を取り去れば、結婚後もわがまましたいということである。 もちろん、たとえば、私はわがままでキレやすく、しかも軽率で僻みっぽい。自分でわかっていますが、性格というのは、おいそれと直りません。私のこの嫌な性格を我慢してくれる旦那様が見つかるなら、他に条件は付けません。ご面相がコナキジジイでも、体重3桁の小錦でも、短小包茎でも我慢しますというのなら、それはそれでひとつの見識ではある。 だが、そんな事いう女にに限って、男への注文がうるさい。 年収2000万以上、年齢30歳までという条件を見たことがある。全くいないわけではなかろうが、その条件を満たす超エリートが、短大でただけの家事手伝いという名の無職のお嬢さんを希望するか、考えてみるがいい。 年齢制限を外し、連れ子可の、死別再婚なら、あなたを安上がりの家政婦として迎えてくれる男はいるかも知れない。
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