第1話

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草原の真ん中にマグノリアの木が立っている 大きな大きな木 その枝には 利用され 忌み嫌われた人たちの屍が吊るされてきた 沢山の人達の慟哭の叫びが染み付いている その涙があまりに多かったために 雨水を吸った木が大きくなるように マグノリアの木は大きくなった 人の血と汗と涙で潤った馬鹿どもは その木の花言葉のように 安らかに暮らしている その木に染み付いた多くの者たちの叫びを聞け! その声にはならない金きり声を! マグノリアの木は今も求めている 時代の生贄と呼ばれる 奴隷たちのことを end 読んでいただきありがとうございます。 こちらの詩は私の母が作成したものです。 よろしければ感想などをお待ちしております。 ちなみにマグノリアの花言葉は 華麗、壮大
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