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草原の真ん中にマグノリアの木が立っている
大きな大きな木
その枝には 利用され 忌み嫌われた人たちの屍が吊るされてきた
沢山の人達の慟哭の叫びが染み付いている
その涙があまりに多かったために
雨水を吸った木が大きくなるように
マグノリアの木は大きくなった
人の血と汗と涙で潤った馬鹿どもは
その木の花言葉のように
安らかに暮らしている
その木に染み付いた多くの者たちの叫びを聞け!
その声にはならない金きり声を!
マグノリアの木は今も求めている
時代の生贄と呼ばれる
奴隷たちのことを
end
読んでいただきありがとうございます。
こちらの詩は私の母が作成したものです。
よろしければ感想などをお待ちしております。
ちなみにマグノリアの花言葉は
華麗、壮大
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