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確かに見上げると、北極星のような強い光ではないけれど、私たちが座る真上の辺りの星を繋ぐと四辺形になった。
「満月の夜になると、あの四角の中とボクの星が繋がるんだよ。そうやってボクは地球にやって来たんだ」
「君は地球人じゃないの?」
「ボクはアンドロメダ星雲の彼方から来たんだ。ここからずっと遠い宇宙の端、太陽の光が届かない所だよ」
少年は嬉々として話始めたので、私は彼の話に付き合うことにした。
秋の夜は長いのだ。
彼の住む星はクルックポーと言って、それは地球の言葉で鳩を表わす言葉らしい。
彼の住む星では鳩は神の化身だと崇められており、子供が生まれた時に一羽ずつ、自分の守り神として、鳩を与えられるのだという。
鳩は普段、ペンダントの中に封印されており、呪文を唱えた時にその姿を現すのだそうだ。
「じゃあ、君は人間じゃないの?」
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