石崎こと音

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「お嬢、シャンプー替えた?あ……いや。違うな、リンス?」 なーんてプチ感傷に浸ってると犬野郎からストーカーのような発言が飛び出した。 コイツぶん殴ってやろうかしら…。あ、いやいや。何も言ってないよ☆ 「当たりー。ホンッと無駄なトコで使えるわね、その力。」 まだ半分も吸ってないタバコを揉み消し手を頭の後ろに組んだ。 「へへっ、お嬢の事なら更に鼻がよくなる!」 鼻の下を伸ばし嬉しそうにする流。 好きと言われて悪い気はしない。むしろ嬉しい。 問題はそこじゃない。 「それを捜査に活かしなさいこのアホ犬!!」 コイツは私の邪魔ばかりしてくるんだ。
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