第二章 なんだかんだで結局バトル!

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さて、ティンクとブロントが出て行ってしまったのは前回も書きました。 クロウの手当ても終わったので、ティンクとブロントの喧嘩に参戦して私達も遊ぶことにした。だってやることが特に無いんですもの。 きっと、皆もそのうち来ると思うから。なんだかんだ言いながらも皆戦うのは好きだから。 「と、言う訳で、着いちゃいました……あれ、ちょっと待て、これは可笑しいだろ」 ……なんか、もう皆来てるんだけど。 可笑しいな、私達が部屋を出たときにはブルースとリンも中にいたし、テミの花園のほうからも話し声が聞こえていた、図書室でミドリも本を選んでいた。 なんだ、瞬間移動か何かなのか?そんなことできたら笑い事じゃねぇよ。 「……ルー○でも使ったんじゃないのか?」 「真顔でボケるな!脳内が作者と同じことになってるじゃないか!」 パシッと、クロウの頭をはたいて、とりあえず皆で遊ぶことにした。 ……戦いって言っても、私にとってはただの遊びにしか感じないんだけどね。 「ブロントォ!これで決めてやるよ!メテオ発射☆」 「は!何回この剣でメテオ破壊されたと思ってる……ボフチャア!」 「なに言ってるのさ!一回しか切ってないじゃないか!」 ……どんまい、ブロント。ティンクの喧嘩を買ったお前が悪い。 ちなみにテミはブルースと対戦中。さっきのムギワラギクのこといまだに根に持ってるんだろうなぁ…… ルファはミドリと。にっこにこ笑いながらアイスボースぶつけているアイツの顔燃やしたくなる。 ミドリはミドリでアイスを斧で叩き割ってるし。……寒くないのかなぁ…… で、私は今リンと戦ってる途中。 アイツの爪、『氷の爪』って言うんだけど、時々吹雪飛んでくるから嫌だ。まあ、当たったら当たったでクロウが遠くから回復してくれるんだけれどね。 「マゼンダだけずるいアル!クロウに回復してもらって!」 「あんたが私に向かって吹雪飛ばしてくるのが悪い!炎が使えなくなる!私の武器、これと雷の書しかないんだから!」 ……雷の書を使えばいいとか、そういう突っ込みは無しの方向で。 あれ、ただでさえ操るの大変なんだから……
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