第二章 なんだかんだで結局バトル!

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「いやあ、此処まで楽しんだのも久しぶりだなぁ。にしても召喚系って結構珍しいんだよ?どこで手に入れたの?」 皆が楽しそうに戦う姿を眺めながらティンクがボソッと呟いた。 もちろんボソッとでも独り言じゃないことぐらいは分かる。けれど私はあえて聞こえていないふりをした。 に、してもどこで手に入れたか……覚えていない。気づいたら持ってた。 ……あ、ブルースが倒れた。テミの鞭がもろ急所に当たったんだろうなぁ……ぴくぴくしてるよ。 テミはブルースの胴体を踏みつけて高らかに笑っている。……女王様かよ。女王様は最後にギロチンで殺されちゃうんd(ry 「マゼンダ?何か言いましたか?」 「……何も喋ってないんですけど」 忘れてた。あいつ……人の心も読めるんだった! 遠くからテミが私のほうを見ている。それはもう……キラーンって輝いている恐ろしい目で(あくまでもそう見える) あれ、いつの間にかルファの使っている魔法が『アイスボール』から『ブリザード』に変わっている。 なんかルファの後ろから吹雪が出てるから長い髪が揺れて人を凍えさせてしまおうとしている雪……いえ、何でもありません。 ルファが、一瞬だったけどさ、こっち見て笑ったんだよ。 「それ以上言ったらマジで殺しますよ……」みたいに! 「おいマゼンダ!寒い!火ぃ焚け!火!」 「分かった、燃料はお前な。『ファイヤーボール』」 「え?何でそうなるんだよ!ちょ、マジあついってぇぇええ!」 そんな光景を笑いながら見ているティンク。 笑ってるけど、ちゃんと火に当たっているティンクがなんだか微笑ましい。 「ちょ!だから私の後ろで火を使わないでくださいってばぁ!溶けます!雪が溶けます!」 「だーかーら!氷魔法教えてくれたらいいってば!」 「……無理な話ですねぇ」
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