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「……ふぁ……あ、おはやうごぜーます。ミドリ、私起きたから降ろして?」
あ、ティンクが起きた。やっぱりあの騒ぎの中じゃ寝てられなかったか。
あと……私の後ろにある扉からものすごい音がするよ。ドドドドド……って。
はあぁぁぁあ、あいつ等が来ちゃったよ。早くこの扉の前から逃げなきゃね。巻き添え食らっちゃうから。
(移動中)
「マゼンダ?何横歩きしてるんですか?」
「いや、そろそろ来る時間だし……」
そう言い終ったと同時に、バァンと大きな音を立てて扉が開かれる。
そしてそこに仁王立ちしているブロント。そしてその傍で息を切らしているリン。きっと全速力でブロントに付いてきたんだろうなぁ……
あ、さっき扉を開けた反動でティンクがべちゃっとぶっ倒れた。痛かっただろうなぁ。
「よおし、部外者は入れていないな!此処には大人なんか誰一人として入れてはいけないからな。入れたやつは……マジでぶっ殺す」
「ゼー……ハー……それ言うために走ったアルカ……」
「うるせぇ!俺は本当に此処が心配だったんだよ!」
……はあ、この二人はいつも本当に煩いよなぁ……
あ、倒れたティンクが起き上がった。あれはずいぶんと怒ってるな。真っ赤なオーラが見えますよ。
「……ブーローンートー?私がぶっ倒れたのも無視してリンと会話とはずいぶんと余裕なようだなぁ。
ぁあん?武道場こいや、メテオでお前を滅ぼしたるよ」
「……望むところだぁ!俺様の力を見せ付けてやるよ!」
……そういってその二人は武道場まで走って行きました。
まあいつものことだから気にしないけどね。
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