脅威

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「東雲さん、ちょっと 相談したい事があるんですけど」 俺のスーツの裾を指先で ちょこんとつまみながら 見上げて来た瞳は 何故か潤んでいる。 「どうした?何かあった?」 「会社じゃちょっと…」 美杏の言葉に戸惑う。 けれど今にも泣き出しそうな そんな瞳に見つめられて 無下にも出来なくて。
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