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「東雲さんには大切な
彼女さんがいるのに
ゴメンなさい」
「え?ああ…まぁ…
でも何か困った事でも
あるんだろ?」
「はい…
どうしたらいいのか…
もう解らなくて…」
そう言って彼女は俯いて
小さく肩を揺らし始める。
…参ったな…。
そうは思っても、
美杏は現地スタッフの
デザイナーの中では
優れたセンスの持ち主で
今、一番期待出来る人材だけに
見捨てる事なんて出来なかった。
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