脅威

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エレベーターを降りて そのまま中環の街へと足を進め 香港ではファミレス的存在の 茶餐廳(チャーチャンティン)に 入って美杏と向き合う。 「で?何を相談したいの?」 早速ぶつけた質問に、 美杏はポロポロと涙を零して 俺を見つめる。 「泣いてたら何も解らないだろ? ちゃんと聞いてあげるから 言ってごらん」 その言葉にコクンと 小さく頷いた美杏は ポツリポツリと話し始めた。
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