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「…ありがとう。
良く考えてみるね…」
『うん。
じゃあそろそろ美杏の
デザインがあがるみたいだから
通話切るけど…
また明日な』
「うん…また明日…。
遥斗、お仕事頑張って」
パソコン画面から彼の笑顔が
消えた瞬間は相変わらず
寂しさが募る。
けれど私には
この仕事を続けて欲しいと
思ってくれる彼の言葉は
それも嘘偽りのない
本音なんだと感じた。
私が進むべき道…
その答えは誰かの意見に
惑わされる事でもなく
誰かの存在に怯える事でもない。
私と遥斗の心の距離。
それが全ての答えなのかも知れない…。
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