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「…そうですか…」
俯いた私を見つめた小野さんが
ポツリと呟く。
「不安?」
「え?」
「いや…もしかしてだけど
沙織が香港に戻る事で
不安なんじゃないかな?
なんて思ったからさ。
それにあの子…美杏だっけ。
あの子は東雲が好きみたいだし」
小野さんには敵わない。
全部読まれてるって思って
もう笑うしかなかった。
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