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「辞表は受け取れない。
今のプランニング課は
君を失う訳にはいかないから。
だけど…
朝日奈さんにも渡さない」
「小野部長…?」
「もう送別会は、
始まってるから行こう。
その話はまた休み明けに」
そう呟くと振り返る事も
ないままに会場へと足を進めて行く
小野部長の背中を
私は呆然と見つめていた。
…どうして…?
ずっと小野部長は
私が仕事を辞めて
遥斗の元へ行く事を
望んでくれていると
思っていたのに…。
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