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「小野さんも…
前島さんが大切なのね」
突然話しかけて来た沙織さんに
思わず息を飲む。
「それだけ前島さんは
素敵な人って事なのよ」
微笑みながら言う沙織さんに
何て答えていいのか解らずに
とにかく頭を下げるしか
思い浮かばなくて。
ペコリと頭を下げた私に
沙織さんは笑みを見せたまま
小さく頷いた。
搭乗口に歩んで行く
小野部長の背中を見つめながら
冬木支店長は遥斗に
静かに言葉を掛ける。
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