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『最初はね、興味本位だった。
だけど彼女の温かさに
ノックアウトされたのは本当。
でも遥斗から奪おうなんて
思ってないよ。
遥斗がどれだけ彼女を
大切に思っているのか
僕には痛いくらい解るから。
だからもう彼女とは
会わない方がいいと思った。
最後だって思ったら
我慢出来なくて彼女を
抱きしめちゃったけど』
「そんな事だと思った。
昔から女の好みも一緒だったもんな」
『あ、まだ根に持ってる？
大学の時の彼女…
恵理ちゃんだっけ』
「持ってねぇよ。
だけど香織だけはダメ。
今度香織に何かしたら
家族の縁も切るからな」
『解ってますよ。
まぁしばらくは
彼女と会わないようにする』
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