不器用な愛

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「今度ね、 新しく立ち上げるレーベルから 出すユニットのデビュー曲、 遥斗を思って書いた曲なんだ。 前島さんと遥斗の結婚式に 使ってやって」 照れ臭そうに言った 朝日奈さんに微笑んで頷く。 「必ず使います。 と言うか、使う曲は 全部朝日奈さんの曲にします」 その言葉に嬉しそうに微笑んだ 朝日奈さんは… 一気にアクセルを踏み込んだ。 「朝日奈さんっ!」 絶叫する私の姿に またあの悪戯な笑みを見せながら。  
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