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橋本君の質問に私はそれを
答えていいものかと悩んだ。
千夏の性格を考えたら
その確証が何なのか…
私には分かっていたから。
「男と女がお互いの愛情を
確かめ合うものって
ひとつしかないやろ？」
「…橋本君は…
本当に千夏を理解しているんだね」
「当たり前やろ？
初めて会った瞬間に分かったわ。
千夏はな…
俺と同じやねん。
せやから放っておけんかったんや。
部長は千夏のそういうトコ
全然分かってへん」
小さく首を振りながら
そう言って橋本君は
どこか悲しそうに笑った。
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