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唖然とする千夏にお構いなしに
橋本君は千夏の腕を引いて
私の座席の斜め前に腰かけた。
…橋本君、本気で
小野部長を煽るつもりなのだろうか?
そんな事を思いながら見つめていると
しぶしぶ腰かけた千夏に
チラリと視線を落として
小野部長は私の所にやって来た。
「前島さん隣いい?」
「あ、はいどうぞ」
どこか不満そうな表情のまま
私の隣に腰かけた小野部長は
疲れているのか
そのままシートにもたれて
目を閉じる。
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