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二人が席を外して
もうじき20分くらい経つ。
さすがに不安になって
時計をチラチラ見ている私に
すっかり酔っ払いの千夏が
真っ赤な顔で話しかけて来る。
「課長ぉ~…
ところで朝日奈さんとは
なぁ~んにもなかったんですかぁ?」
「…はぁっ?
って言うか千夏、
あなたどんだけ橋本君に
飲まされたのよ。
しっかりしなさいよ」
「酔ってませぇ~ん。
だってぇ~きょおは
ノンアルコールしか…
あれぇ?」
…たぶん千夏が飲んでるのは
ノンアルコールと見せかけた
アルコール入りのカクテルだ。
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