波乱の忘年会

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「ねぇ橋本君… 二人に何を言ったの?」 私の質問に彼は ニカッと笑みを見せて。 「それは企業秘密や。 まぁ課長は今夜は ひとりぼっちで寂しいやろけど 遠距離の彼氏さんと 電話でもしとき。 明日には帰国するんやろ?」 「…まぁ…そうだけど」 「それとも寝床がなくなった 俺を泊めてくれるか~?」 その質問には即答で お断りした私に 橋本君は楽しそうに笑っていた。 …本当に損な生き方の男。 そう思いながらも やっぱりどこか悲しそうな 笑いを浮かべる橋本君を 見つめていた。
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