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「君が大切に育てて来た
千夏だけど…
その時が来たら…
俺は千夏も一緒に連れて行く。
…許してくれるかな?」
真っ直ぐに見つめられて
言われた小野部長の言葉に
私はただ涙を流しながら
頷く事しか出来なかった。
小野部長と千夏は
きっと朝までずっと二人で
その事を話し合っていたのだろう。
たくさん悩んで…
たくさん苦しんで…
だけど二人が出した結論を
私は心から祝福して
送り出してあげたい。
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