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「そろそろ時間なので
遥斗を迎えに行って来ますね」
「うん。
東雲にくれぐれもよろしく。
申し訳ないけど…
この休み中は一緒には
飲みに行けそうもないわ。
千夏と…一緒に過ごしたいから」
照れ臭そうに言った
小野部長に私は笑顔で頷いて
オフィスを後にした。
波乱の忘年会だったけど
最高に素敵な忘年会だった。
橋本君の仕掛けた罠を
遥斗に話したらどう思うかな…
そんな事を思いながら
私はエントランスから
走り出した。
一番大切な人を迎えに行くために…。
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