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朝食を終えて
もう一度温泉に浸かったあと
私達は帰りのバスに乗り込んだ。
行きしなとは違って
千夏は私の隣で眠っているし
橋本君は勝田さんたちと
楽しそうに盛り上がっていて。
小野部長は…
やはり疲れているのか
斜め前の席でずっと眠っていた。
会社に戻ったのは
もうすっかり夕方で。
その場で解散と言う事もあって
飲み足りないメンバーは
その足でまた飲みに出るようで
橋本君も千夏もその団体に
巻き込まれていた。
「課長も一緒に行かない？」
勝田さんのお誘いに
微笑みながらお断りして。
遥斗の帰国は午後8時の便だけに
まだ少し時間があるのもあって
私はひとまずオフィスへと足を向けた。
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