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「答え…ですか?」
「うん。
千夏が頑張ってる姿見てたらさ…
どんどん好きになって行くと同時に
東雲が前島さんの才能を
自分の勝手で潰したくないって
思った気持ちと同じように
俺も千夏の努力を
無駄にさせたくないって…
そう考えるようになった…。
だから…
2年後の千夏の成長によっては
俺は黙って千夏の前から
消えるべきなんじゃないかって…
そう考えてた…」
小さく笑いながら言った
小野部長の悲しい笑みに
胸がぎゅっと苦しくなる。
遥斗が私の才能を
大切にしてくれる気持ちを
理解しているからこそ
小野部長が千夏を思う気持ちも
痛いくらい理解出来るから。
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