謝罪

6/12
前へ
/33ページ
次へ
「答え…ですか?」 「うん。 千夏が頑張ってる姿見てたらさ… どんどん好きになって行くと同時に 東雲が前島さんの才能を 自分の勝手で潰したくないって 思った気持ちと同じように 俺も千夏の努力を 無駄にさせたくないって… そう考えるようになった…。 だから… 2年後の千夏の成長によっては 俺は黙って千夏の前から 消えるべきなんじゃないかって… そう考えてた…」 小さく笑いながら言った 小野部長の悲しい笑みに 胸がぎゅっと苦しくなる。 遥斗が私の才能を 大切にしてくれる気持ちを 理解しているからこそ 小野部長が千夏を思う気持ちも 痛いくらい理解出来るから。
/33ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3034人が本棚に入れています
本棚に追加