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まさか初対面でいきなり
おかえりなんて言われると
思っていなかった。
あの厳しそうなお兄さんが
なぜ藍さんを人生の伴侶に
決めたのか…
その一言だけで
理解出来た気がする。
香織の指で輝く指輪に
「良かったね香織ちゃん!」なんて
言いながら微笑む藍さんを
見つめながら俺も静かに微笑んだ。
藍さんに案内されながら
渡り廊下を歩いて
母屋へと移動して。
「お義父さん、お義母さん!
香織ちゃんと遥斗君が
帰って来たわよー」
リビングへと入って行く
藍さんと香織に続いて
緊張した面持ちで
そのドアをくぐった。
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