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「…あったけぇ…」
「でしょ?
うちの家族もこのお湯と一緒で
みんな温かいから。
変に緊張なんてしなくて
大丈夫だよ。
私の家族だけど
遥斗の家族にもなるんだから。
ありのままの遥斗で
向き合えばいいの」
そう言ってニコリと微笑んだ
彼女に胸の奥から何かが
込み上げて来る。
…完敗。
俺は香織には一生勝てない。
そう思った。
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