エピローグ

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「前島チーフ、 おはようございます。 辞令、見ました?」 出勤して来た橋本君が すっかり馴染んだ標準語で 私に声を掛けて来る。 「見たわよ。 それより今日は朝一から 打ち合わせに出るから。 何かあったら橋本君、 よろしく頼むわね。 勝田課長にも伝えておいて」 「はい、分かりました。 もう行くんですか?」 「うん、朝一でって クライアントから言われてるから。 じゃあ行って来るわね」 鞄を手に立ち上がった私に 橋本君は微笑んで頷く。
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