敵(ストーリー)を知るためにはまず設定

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折角話して貰ったお母様にもう一度聞くのは、はばかられた。 なら、他の人に聞けばいいじゃない……ということで次はお兄様のもとへ突撃っ!! もはや情報収集というより構って貰いたいだけということになっている気がするが……スルーだ、そんなもの。 「お兄様ぁぁぁ」 お兄様のもとへ飛び込む。 お兄様は少しよろけたけど、ちゃんと私を支えてくれた……お兄様完璧。 どうした、と優しく尋ねるお兄様に先程お母様に言ったことをお願いする。 「うーん……僕そんなに役に立てないと思うんだけど……」 勉強中だから、と苦笑しながらも私に教えてくれた。 ……いやいや、子供ながらに私に教えられたら十分じゃね?と思ったのは秘密だ。 頭いい人は凄いよね、はい、としか言えねぇぇ。
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