飛鳥 1

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不釣り合い。 そんな声が大半を占めている中、私はとうとう目立つグループの女の子たちに呼び出されてしまった。 「いい加減、空気、読みなよ」 「あんたと飛鳥、似合わないっしょ?」 「似合う、似合わないとかで友達を……」 「何、裕木さんて、飛鳥の友達面、すんの?」 「…っ!!」 言い返せるわけがない。 だって、私と飛鳥はどう見たって釣り合わないし。 ゲームの話ばっかりで、私は飛鳥のことを何も知らないんだから。 だけど、―――。 「わ、私は飛鳥が…好きだからっ……」 言わなきゃ、後悔するって思ったんだ。 「飛鳥がっ、私を友達と思ってるかはわかんないけどっ。 そういうのは、私にはどうでもよくって……。 え、いや…えっと、友達だと思ってくれてたら嬉しいけど……」 「はああ?? こいつ、何言ってんの??」 おとなしそうで地味キャラの私、吠えました。 「私は飛鳥と話してると楽しいから、これからもそうするっ。 だから、あ、あなた達には、関係ないと…思うんだけどっ」 その瞬間、大笑いされてあっさり負けちゃったんだけど。
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