飛鳥 1

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「やめて」 「え??」 「そんな胸がきゅんきゅんするような仕草、しないでよ」 「は、―――?」 「もう、飛鳥、わかってない。 そんな顔されたら、私、ときめく!! 何でもいう事、聞いてあげたくなるでしょ、って私は男か」 ぶはっ。 丸い瞳がだんだん弓なりになって、飛鳥は私の一番好きな表情を見せた。 「私も飛鳥と一緒にいると楽しいよ。 でも、正直ね、煩い人たちには迷惑してる。 だけど、そんなことで飛鳥が気に病む必要もないし、私は私だから。 って、さっきも似たようなこと、言ってきたんだけど玉砕した」 「はっ、玉砕…?何のこと?」 「いいのいいの、そんなこと。 飛鳥のこと、私は好きだよ。 だから、ずっと友達でいたいと思ってる。 ぜーんぶをひっくるめて考えても、私は飛鳥と一緒にいたいって方が、勝っちゃうのよ」 「亜澄……」 「これって、ジョシュアがアシュリーを思うのと、同じ感じなんじゃないかな」 「こら、ここでゲームを混ぜてくるな」
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