始まりの時

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そもそも本当に思い出せないのかもう一度考える・・・ けども何にも出てこない。 困ったぜ・・・ そしてもう一つ困ったことが。 先程のレオナの言葉だ。 『しばらくここに住むといいわ』 どんな性格にせよ、レオナは確実に美少女の部類に入るだろう。 それは記憶のない俺でもわかる。 だって俺も可愛いと思うし。 どぁそれはさておき。 そんな美少女と一つ屋根の下に住んでみろ。 俺の理性がいつまでもつか・・・ 記憶喪失のまま刑務所行きなんて絶対に嫌だ。 レオナ「入るわよー」 いきなり開け放たれたドア。 先程の慌てぶりからは想像できないほど冷静になっていた。 そしてその後ろにはレオナを穏やかにしたような顔つきの人物が。 おそらくレオナの母親か? つか、おそらくってレベルではなく似てる・・・ レオナ「なにボケっとしてんのよ」 ?「いや、2人がとてつもなく似てるから驚いてつい・・・」 レオナ「本当!?似てる?そうよねー似てるわよねー♪」 !?!?!?!?!?!? な、なんだ!? 似てると言った瞬間、表情がパァッと輝いて興奮しだした。 そんなに似てるって言われるのがうれしいのか・・・? ?「あの子私が自慢の母親らしくて。似てるって言われると嬉しがるんですけど、言ってくれたのはあなたが2人目です」 なるほどねぇ・・・ ?「っていつの間に近くに!?」 流石に驚くわ。 何の音も気配も無かったから。
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