困惑

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「すみません。あの、ご馳走様でした」 徳永に引っ張られながら、新さんに お礼を述べ店を出る。 そのまま捕まえたタクシーに押し込まれた。 「ちょっと、どこに…」 「おまえん家」 徳永はわたしに住所を告げさせると、 目を閉じて黙り込んだ。 流れていく景色を見ながら、いくら考えても 徳永の機嫌を損ねた理由がわからなかった。
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