困惑

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コーヒーショップで待っていてくれた 徳永と合流して、軽く食事をした後 約束のBarへ向かう 重厚な木の扉に掲げられた店の名は『BAN』 木が多く使われた店内は、とても寛げる雰囲気だ。 まだ時間が早いのか、お客は少ない。 「新さん、こんばんは」 「おっ潤、久しぶり。カウンターで良い?」 マスターらしき人と、親しげに挨拶を交わす徳永。 ホントに常連なんだ。 本格的なBarなんて、初めてのわたしは 少し落ち着かない。 店内を見まわしつつ、彼の隣に腰を下ろした。
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