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でも、そうなると少し口元が寂しいため、しょうがなく棒キャンディーで紛らわす。
「…本当に異世界に来たんだなぁ……」
つい柄にもなく感慨深そうに呟いてしまった。
でも、俺も自分がもし異世界に行けたらなぁ…、と考えたことがないと言えば嘘になってしまう。
まぁ、普通の男子高校生ならそれくらい妄想するんじゃないだろうか?
「………寒ィ」
そろそろ本格的に寒くなってきたので、棒キャンディーを噛み砕き、テラスから部屋に戻った。
「おはよう父さん、母さん」
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