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時間は進み、午前7時。
そろそろ朝食の時間だと、俺の体内時計が騒ぎ出したので、屋敷の中心部にある食堂に来ていた。
「あぁ、おはようレオン」
やや軽めのハスキーボイス。
銀髪にサファイアのような蒼色の目をした、見た目20代と言って通じる男が女と共に座っていた。
この人が俺の父親である、シオン=ベルゼビュート。見た目20代だが、実際32歳。とんだ詐欺だ。
そして父さんの隣に座っている女が――――
「あら、おはようレオンちゃん」
俺の母である、カナ=ベルゼビュートだ。
金髪にエメラルドを彷彿させる碧色の目。
スタイルは抜群に良く、全世界の女性が嫉妬しそうだ。
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