29人が本棚に入れています
本棚に追加
周りがざわつき始めた
「あなたの大切な人?」
ちえみが小声で言った
「あぁ」
「行きなさいよ私も結婚なんか望んではないわ」
「ありがとうッ」
俺はちえみから離れると走って雪菜の所へ向かって
雪菜の手を取った
母さんの声が聞こえた気がしたけど無視した
雪菜と会場を後にした
「はぁはぁはぁ。ここまで来れば大丈夫だろう」
俺は言った
「はぁはぁはぁ。優!」
雪菜が抱きついてきた
最初のコメントを投稿しよう!