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―First Stage―
舞台は城下町。街に棲みついた闇の使者達を倒しながら、グバルディオに支配された城を目指していく。
「今持っている武器はこれだけだ。大丈夫。奴らは雑魚だ。この権を振り回せば簡単にやっつけられる」
港から降り、ファーラはミロラから武器を受け取った。錆びた鉄の剣。木製の盾。こんなもので敵と戦えるのか。ファーラは少し後ずさりをした。
「大丈夫だよ。君はゲームの主人公だ。武器を使えば敵はダメージを受ける。それに、やられたって死ぬことなんてない」
ミロラは背中を強く叩いた。
「わっ・・分かった」
ファーラはその場で深呼吸をし、武器をそれなりに構えて歩きだした。
街はひっそりとしている。イタリアのような街並みではあるが、人の気配は全くない。住民は一体何処へ行ってしまったのだろう。歩けば歩くほど辺りは薄暗くなってきた。城へ向かう大通りを歩く。城は、灰色の空を背景としてそびえ立つ悪魔の要塞のように見えた。
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