第2話

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「!?」 背中に寒気を感じた。振り返る。そこにはミロラしかいない。彼は頷いた。大丈夫だ。前に進むんだ。そう言われた気がした。 ドゥオーーーーン!!! 突然近くの家の扉が開く。 「ギュウイゥアーーーーーーーーー!!!!」 悲鳴のような声を挙げ、黒い物体が襲いかかってきた。ファーラは突然のこと過ぎたのか、その場で腰を抜かしてしまう。 「立て!戦え!!」 ミロラが叫ぶ。黒い物体は容赦なく襲いかかってくる。何か黒い剣のようなものを振り下ろしてきた。 ピキュイーーーン!!! 二つの剣がぶつかる音が響いた。ファーラは間一髪で剣を構えることができた。相手の力はそう強くはない。ファーラは力を入れて相手の剣を振り払った。相手の剣が飛んでいく。そして、勢いで腹部に剣を突き刺した。 「ギュゥ・・・ギュゥウイアーーーーーーーー!!!」 再び悲鳴のような声を挙げ、黒い物体ははじけ飛び、消えた。
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