0人が本棚に入れています
本棚に追加
「!?」
背中に寒気を感じた。振り返る。そこにはミロラしかいない。彼は頷いた。大丈夫だ。前に進むんだ。そう言われた気がした。
ドゥオーーーーン!!!
突然近くの家の扉が開く。
「ギュウイゥアーーーーーーーーー!!!!」
悲鳴のような声を挙げ、黒い物体が襲いかかってきた。ファーラは突然のこと過ぎたのか、その場で腰を抜かしてしまう。
「立て!戦え!!」
ミロラが叫ぶ。黒い物体は容赦なく襲いかかってくる。何か黒い剣のようなものを振り下ろしてきた。
ピキュイーーーン!!!
二つの剣がぶつかる音が響いた。ファーラは間一髪で剣を構えることができた。相手の力はそう強くはない。ファーラは力を入れて相手の剣を振り払った。相手の剣が飛んでいく。そして、勢いで腹部に剣を突き刺した。
「ギュゥ・・・ギュゥウイアーーーーーーーー!!!」
再び悲鳴のような声を挙げ、黒い物体ははじけ飛び、消えた。
最初のコメントを投稿しよう!