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「っ…」
目の前に居たのは
「志樹…」
ゾクリとするような鋭い視線で睨んでいる志樹に私は思わず身震いをした
そんな私の肩を優しく引き寄せたのは椿さんだった
「赤羽…志樹」
「アンタがボクの名前を呼ぶな。アンタがボクから沙月を奪ったんだ」
そう言ってゆっくり階段を下りてくる志樹
1段、また1段と降りてくる彼に私は体を震わせて怯えていた
「沙月はボクのモノなんだ…!」
「っ…!」
志樹…私には貴方が何を考えてるのかわからない────────
どうして…
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