10

7/20

535人が本棚に入れています
本棚に追加
/247ページ
「っ…」 目の前に居たのは 「志樹…」 ゾクリとするような鋭い視線で睨んでいる志樹に私は思わず身震いをした そんな私の肩を優しく引き寄せたのは椿さんだった 「赤羽…志樹」 「アンタがボクの名前を呼ぶな。アンタがボクから沙月を奪ったんだ」 そう言ってゆっくり階段を下りてくる志樹 1段、また1段と降りてくる彼に私は体を震わせて怯えていた 「沙月はボクのモノなんだ…!」 「っ…!」 志樹…私には貴方が何を考えてるのかわからない──────── どうして…
/247ページ

最初のコメントを投稿しよう!

535人が本棚に入れています
本棚に追加