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「沙月は悪くないの。誰も悪くない」
お姉ちゃんがあやすように私の背中をさする
「…大丈夫。絶対目覚めるわ
だって、あの志樹よ？私の弟なんだから！絶対会いに来るわよ」
お姉ちゃんは私に笑顔を見せた
それにつられるように、私も少し笑顔を見せる
「明日には退院できるから、２人のお見舞い行こうね」
私がそれに頷くと、お姉ちゃんは病室を出た
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