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「どうしたの?」
志樹を見ると気まずそうに目を伏せていた。
そして、八重樫さんは荷物をまとめて私の横を通って病室から出て行った。
「志樹…?」
「もう、知ってるんだ。皆…ボクが起きたこと…」
…え?
「ここまで早くバレルなんて思わなかったよ…」
少し伸びた前髪を手でクシャッと握る志樹
俯いてて顔は見えないけど、悔しそうに唇を噛んでいる
でも、どうして…?
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