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「…でも、もういいよ。これで終わりだ。」 「え…?」 志樹は私に笑顔を見せる …いつも他の人に見せる偽りの笑み その表情はどこまでも冷たい 「解放してあげるよ。羽柴椿のところに行きなよ」 志樹は私の背中を押して病院から無理矢理だした 「志樹っ!」 最後に一瞬だけ… 扉が閉まる一瞬、志樹の顔が見えた …! 何かを我慢するような、泣きそうな、今まで見たことのない表情 それは、まるで志樹の心の叫びみたいで私の心の中に深く残った
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