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○月△日
今日、沙月を傷つけた
傷つけるために、自分の気持ちを告白した。
写真を元から破くつもりはなかった。あの写真は特別な物だって知ってたから。
けれど、その事を知ってたから交渉道具に使った。
結果は予想していた通り
だけど、やっぱり辛いな
血が繋がってないと知ったって、沙月は決して揺らがない。
だから、一生沙月がしれないようにした
ボクのモノになんて、沙月はならないから
○月△日
今日も、沙月を傷つけた。写真を破った
ごめん、こんな事して。
大事な写真、破ってごめん
○月△日
母さんが、命令してきた。
こんなんじゃ傷つけたうちにはいらないって。
身体的にも傷つけろって
じゃなきゃ、母さんの知り合いに頼んで傷つけてもらうって。
ごめん、ボクが弱いせいで沙月を傷つけてる事しか出来ない
もっと大人だったら、違う出会い方をしていたら傷つけずに守る立場になれたのかな
大事なのに、傷つけることしかできなくてごめん
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