第1話

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[ううっ……]みなは作者の腹に蹴りをかまして逃げようとした、が彼女は忘れていた自分の足に縄を巻きつけられていた事を [許さないぞ……]作者は怒りを露に彼女の腕を掴む、しかしみなは余裕の笑みを浮かべながらその瞬間大きな声でこう叫んだ 「きゃー!助けてーお巡りさんー」そんなみなの叫びに作者は思わずおろおろするいや、ここは私の物語の世界だからお巡りさんは存在しないよ?「そんな……」 彼女は絶望して叫ぶのを止めた、が次の瞬間。○時何分はい、逮捕ねーガチャリッと何か嫌な音が耳に響いた 恐る恐る真横を振り向くと警察官が作者の手を手錠で捕らえていた[な、何故に警察が居る!?]驚きながらそう問いただすと警察官は笑いながら[最初から居たよ?]と言って作者を連行していった 「はっ!ゆ、夢よね今の?」何だか変な夢を見た、作者とか言う不思議な人が出てきて警察官のお世話になっていた。何とも奇妙な夢なのだろう、みなは余りに夢見が悪いのでもう一度机に突っ伏す体勢で眠りについた [みーなー?なんつー酷過ぎる夢見てんだよ!]作者は怒りのあまり世界と言う間を越えてこの物語の中に乱入した。するとその瞬間彼女は目を真ん丸にしてこちらを見つめた「お巡りさんー変な……」 彼女は真面で警察官を呼ぼうとしたので作者は慌ててみなの口を抑えた。「うぐうぅー」最早この行為は強盗類に入るであろう彼女はそう思い左ポケットから スタンガンを取り出した、そして其を[おい、この場合ケータイとかじゃないのか?]作者恐怖を感じたあまり慌てて扉の方に向かって走る、 作者逃げる、少女笑いながら追いかけてくる。結果少女は小学生らしかぬ物を使い慣れているかの如く走って迫って来る えぇい、この際ザッ土下座。果たしてこれが小学生の少女に通じるのだろうか?ビリリリリリリリリリ……しかし当たり前に彼女にはザッ土下座は通じなかったがしかし、[ん?意外に痺れないな]可笑しい、普通の人間ならばスタンガンなんて使われたら気絶するはずなんだが 「あ、これ充電無かった(泣)」何だかそんな様子の少女が可哀想になって作者は[大丈夫?]ゆっくりと歩み寄る、次の瞬間 ビーーーーーーーー!五月蝿く喧しく何かの機械音が辺りに鳴り響いた[えっ、]その瞬間周りに居た人達が「あそこだー」と急に叫んだ「お、おい帰るぞ妹!」咄嗟の判断で作者はそう言って彼女を抱っこしてその場を立ち去った 妹じゃないーー
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