第1話

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物があった、それはまさしくタイムマシンーだった[ぬゎにー]思わずク🌕🌕ポコ風に驚いてしまったいけない私としたことが、首を左右にブンブン振って私はタイムマシンに触れてみたすると、机がまたガタッガタッと物音を立て始めた。このパターン最早棒読みだ、皆さんもご一緒に3、2、1、0ドカーンッ[作者何やらすのよ!] とりあえず私は揺れ動く机から手を離したそしてそれを暫く見ている、するとまたしても人が机から出てきた。今度は青年ではなく私と同い年くらいの少女だった……[えっ、まさか未菜なの?]兎の耳がぴんっと立つかのように少女が机の引き出しから出てきた……。「ん、君は誰?」未菜に似た彼女は出て来るなり、首を傾げながらそう訊いてきた。よく見れば少女が未菜で無いと言う事は服装で分かった[私はっ……]一瞬言葉に詰まる、その理由は彼女が私の知っている未菜でないからだ、けれど [っ……私は美奈だよ!]笑顔で少女に名前を名乗った。何だかこの子を見ていると未菜を思い出す、だから直ぐにお別れなんて寂しくなって気付けば自分は見知らぬ少女に自己紹介をしていた、そう思いながら挨拶をしたら堪えきれなくなった涙がポタリと零れ落ちた「そっか、美奈何だね?」しかし彼女の返事は意外なものだった、 「私だよ、未菜よ!覚えてる?」少女は笑顔でそう言ってきた。だけどそんなはずはない、だって未菜はあの夏の日に死んだのだから此所に居るなんて有り得ない…… 「ゲーム一緒に買って約束したよね」 彼女は笑顔を消して悲しげにそう言葉を続けて話す、けどこれはきっと私の幻だまた何時もの幻、 「約束守れなくて、ごめんね美奈……?」 彼女はそう謝ると私をぎゅっと抱きしめた だが暖かな温もりは感じられない。感覚なんて無い、何故なら彼女は実体ではないからだ [未菜、私怒ってないよ、だからもう思い残さないで良いよ……]美奈もまた彼女を抱きしめる、だけどやはり触れる事は出来ない。 それでも彼女達は再び出会えた奇跡を幸せに思った、やがて未菜は透明になっていって消えた。美奈に抱きしめられたまま思い残す事が無くなり成仏した。 あれは夢だったのだろうか?気付くと私は机に突っ伏した状態で眠っていた、引き出しを開けてみるも中はただの引き出しに戻っていた もしかしたら悲しみから生まれた妄想が生み出した夢だったのかもしれない。 それとも神様が与えてくれた奇跡だったのか
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